ヤマギシ

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書籍【生物と無生物のあいだ】と、考え事

書籍【生物と無生物のあいだ】と、考え事

 


福岡伸一さんの書籍「生物と無生物のあいだ」を読んで

 


私は広くいえば生物学を専攻している、駆け出し生物学徒だ。生き物について考える時間はおそらくほかの人たちよりも長い(誰と比べてるかわからなくてあんまりアカデミックではないけど)と思うのだが、自身の怠慢から生物学についての本を読むのは久しぶりだった。

 


この本は一言で言うと

*最も簡単に生物学の面白さに触れることが出来る書籍

のひとつではないかと思う。とっても面白くて直ぐに読み切ってしまった。

 


生命とは何か?どこから生まれ、どのように生じたのか?というのは、未解明だと認識しているが、この本を読んで、いい意味で分からなくなった。

 


簡単な想像で「深海で高温高圧がかかって、、たまたま存在した脂肪やタンパク質が膜状態に結合し合ってて、、、」と言ってしまうのはあまりにもカンタンだと思うけど、生命の駆動している不思議をさらさらとほどくように説明してくれる文体、表現方法のおかげで、自分で詳細に考える必要が生まれ、その結果神秘的な感覚に包まれて、理論がよく分からなくなった。笑

 


われわれって、何なのだろう、容れものとも言い難いし、もはや概念としてここにいるだけなのだろうか、、っていう考えが渦巻いている。

 


あー、面白かった!と言える本だった

 

 

 

今回も大変な散文だ、、、、